ビタミンC誘導体とは?
ビタミンCと言えば、美白効果や抗酸化作用、皮脂分泌抑制、コラーゲン生成サポートなど美肌には欠かせない成分として有名で、昔から美容成分として化粧品に配合されていました。
ただ、美肌に高い効果があるビタミンCなのですが、残念ながら安定性が悪い、酸化しやすい、肌に浸透しにくいという問題点があります。
つまり化粧品に配合する場合は、安定させたり酸化しないようにするためにあらゆる添加物が必要になりますし、肌にはほとんど浸透しないためにその効果も満足に得ることが出来なかったのです。
このように問題点が多かったビタミンCの安定性を高め、酸化しづらく、さらに肌に浸透しやすいように開発されたのがビタミンC誘導体という成分なのです。
ビタミンC誘導体には水溶性と油溶性の2種類があり、それぞれに特徴を持っています。
水溶性ビタミンC誘導体は、水に馴染みやすいという性質があるので、主にローションなどの化粧品に配合されています。
水溶性の効果は12時間以上持続し、さらに通常のビタミンCの8倍以上が肌に浸透するという特徴があり、ビタミンCの効果をあますことなく肌に与えることができます。
化粧品での成分表示としては、リン酸アスコルビルナトリウムやリン酸アスコルビルマグネシウムとなっています。